feelwind Paraglider

パラグライダーをちょこっと紹介します。

パラグライダー?
見た目?
 スカイダイビングか何かで最後に開くやつ..をもうちょっと長っ細くしたものが一般的です。
パラシュート?
 パラシュートのようにも見えますが、グライダーです。 だから、上昇気流を捕まえて上昇することができます。 (雲の高さまではいけることになってます)
ハンググライダー?
 ハンググライダーには骨がありますが、パラグライダーにはありません。 ふにゃふにゃです..ですからたためば小さい..つまり移動に便利。
 ハングに比べるとスピードは落ちますが対気速度で50kmをオーバー!! ..できるものもあります。(通常は30kmくらいで飛びます)

構造
キャノピー
 翼の部分です。布の袋が横に沢山繋がってできています。 翼の前方には穴が空いていて、ここから空気を取り入れることによって翼の形が作られます。 また、袋の隣同士には穴が空けられていて空気圧を一定にしています。
ハーネス
 パイロット(人間)が座る(乗る)ところです。 パイロットはキャノピーに対してオモシとなります。
ライン
 キャノピーとハーネスをつなぎます。 キャノピー側には沢山ついていますが、ハーネス側では(最終的には)左右1本づつにまとめられています。 キャノピー前方についているものからからAライン、Bライン..と呼びます。
 AラインをまとめたものをAライザー、BラインをまとめたものをBライザー..と呼びます。 (ライザーは3〜4本のものが一般的です) このライザーを更にまとめてハーネスに接続します。
 その他にブレークコードと呼ばれるコントロール用のラインがあります。 キャノピーの一番後方から出ているラインで左右1本づつにまとめられています。

操縦
テークオフ
 まづはライズアップする(キャノピーを立ち上げる)ことが必要です。 キャノピーに風を入れて頭上に翼を作ります。
 あとは風に向かって走ればテークオフできる(飛び出せる)でしょう。 (ただし、カッコ良くテークオフするためにはけっこう練習が必要です)
フライト
 コントロールは2本のブレークコード操作と体重移動の組み合わせです。 ブレークコードの引き方(引くタイミング、引く方向、引く速さ、引く強さ)が重要です。
 でも、基本は右(のブレークコード)を引けば右に曲がり、左を引けば左に曲がる。 難しく考えなくてもこれさえ覚えておけばとりあえずは飛べます。
 体重移動を組み合わせるとさらに細かな動きができます。
ランディング
 飛んだら何時かはランディングする(降りる)ことが必要です。
 テークオフでは対気速度を増すために風に向かって飛び、 ランディングでは対地速度を減らすためにやはり風に向かって降ります。
 最後はフレアーをかけて(ブレークコードをいっぱいに引いて)速度を落とします。

装備
ヘルメット
 パラグライダーによるケガの一番多くはランディングとテークオフです。 ここでこけたときノーヘルだととても危険です。 もちろん森や薮に突っ込んだときも..ノーヘルでは何処でも飛ばせてはくれません。
 スクール中は貸してくれるところもあります。
グローブ
 とりあえずは軍手でも良いですが、冬とか高く上がるようになったら軍手では.. 冬なんか飛んでるとグローブしてても手先が痺れて仕方なく降りることがあります。
 そこそこ飛べるようになったら、風を通さず、指の感覚が分かるものを..
ブーツ
 ランディングではかなり足に負荷がかかる場合があります。 ネンザとかしては詰まりませんから..足首をガードし、歩きやすいものを..
 スクールの最初の段階であれば動きやすいシューズならいいところもあります。
無線機
 イントラ(またはエリア管理者)と連絡するために必要です。 ないとたぶん飛ばせてくれないでしょう。レンタルはしてくれるかもしれませんが.. アマ無線の免許が必要ですが、免許の不要な省電力タイプのものもあります。
 スクール中は省電力タイプのものを貸してくれるところが多いようです。
レスキューパラシュート
 緊急用のパラシュートです。キャノピーが潰され回復不能になったときに使用します。
 パラグライダーは回復性が高いのでたいてい大丈夫ですが、万一の備えとして.. ないとたいてい飛ばせてくれません。または空域を制限されたりします。
 ただし、スクールの場合は(エリアやどの段階かによって)不要の場合もあります。
アルチバリオメータ
 アルチメータは高度計、バリオメータは昇降計。 たいていは一緒になっていてアルチバリオメータ、略してバリオと云ってます。
 上がったり下がったりが音でも分かるようになっていて、一般的には.. 上がってるときはプップッ..下がってるときはブーブー..と鳴ります。
 最初はなくても良いですが、スクールを卒業する頃には欲しいです。 (同一速度で上昇(下降)していると身体の感覚だけでは分かりませんから)


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